詩歌文学館QandA



1 詩歌文学館ってどんなところ?
2 収蔵資料について
3 展示・企画・その他について




1 詩歌文学館ってどんなところ?

Q 1―1
詩歌って何?
A 1―1
詩歌、「しいか」と読んでください。詩と歌のことです。古くは漢詩と和歌をさしましたが、いまは短歌・俳句・詩・川柳などの総称として用いられています。

Q 1―2
なぜ「詩歌」文学館なの?
A 1―2
 詩歌の本や雑誌は全国で膨大な種類のものが発行されていますが、それぞれの部数はほとんどがごくわずかなものです。ですから時間がたってしまうとほとんど手に入れることができなくなってしまいます。
 そのような状況のなかでもっと優れた詩歌に触れたい、もっと研究を深めたいという人たちがたくさんいて、その声が結集して「詩歌」文学館ということになったのです。小説ならば書店にも図書館にも、また各地の文学館にもたくさんありますからね。
 ちなみに詩歌専門の総合文学館というのは全国で唯一のものですし、おそらく世界的に見ても例がないのではないでしょうか。

Q 1―3
「日本現代詩歌文学館 = ニホン ゲンダイ シイカ ブンガクカン」 はずいぶん長い名称ですね。
A 1―3
 北上市という一地方都市にありますが、「日本」全国の詩歌資料を収集対象としていることをご理解ください。またあえて「現代」としたことにも意味があります。
過去の貴重な資料を集めるばかりではなく、今現在、そしてこれから生み出されていく作品や資料を大切にしたいと考えているのです。明日になれば明日が、10年後には10年後のその日が「現代」であり「現在」になる、というように、つねに未来に開かれていたいと願っています。
 たしかに少々長いのですが、以上のような意味を込めての名称なのです。それをご理解いただいたうえで、「詩歌文学館−シイカブンガクカン−」と呼んでくだされば幸いです。

Q 1―4
なぜ北上市にあるの?
A 1―4
 はじめは詩歌専門の文学館が欲しいという声が、東京周辺の詩歌人や出版関係者などの間であがっていました。これからの情報化社会のなかですべての中心が東京にある必要はないと考えられ、詩歌の文学館を建てるのに相応しい風土として東北地方などが候補にあがりました。その運動を市制30周年を迎えようとしていた北上市が積極的に受け入れ、設立がきまったのです。








2 収蔵資料について

Q 2―1
どんな資料を収集、収蔵しているの?
A 2―1
 明治以降の日本の詩、短歌、俳句、川柳の作品集やアンソロジー、評論集、研究書、随筆集、雑誌・同人誌など、詩歌に関連するものを、作者の有名・無名を一切問わずに収集しています。
 もちろん、みなさんがご存知の著名な詩歌人の資料もたくさん収蔵していますが、数人のグループや個人で作った小さな雑誌や冊子も同じように大切にしています。
日本の詩歌は他の国と比べて庶民性が高いと言われます。少なくとも一部の知識階級だけではなく、広く一般庶民が創作に携わっていることは間違いありません。有名・無名を問わずに図書や雑誌を収集する基本方針は、そうしたわが国の詩歌の特性を背景としています。
そのほか、直筆原稿や色紙、短冊、写真などの関連資料も多く所蔵しています。
 詩歌のことなら詩歌文学館に行けばすべてわかる、と言われるようになるのが私たちの目標です。

Q 2―2
資料を寄贈したいのですが…
A 2―2
 収集の範囲については、A2―1をご参照ください。郵便、宅配便などで詩歌文学館あてにお送りください。なお、収蔵スペースにも限りがありますので、原則として同一の図書・雑誌は2冊までの受け入れとしております。すでに2冊以上所蔵している図書につきましては、正規の受け入れにはせず、閲覧室開架用にしたり、他施設への転贈など、有効活用をはかっていますが、返送にも応じますので、予めご要望をお聞かせいただきたいと思います。図書・雑誌の所蔵状況は、当館ホームページの<蔵書検索>から検索ができます。

Q 2―3
どうすれば収蔵資料が見られるの?
A 2―3
 本や雑誌は閲覧室でご覧になることができますが、閲覧室に並べているものは、所蔵資料のごく一部に過ぎません。ご覧になりたい書名や、その著者名、お調べになっている事項をカウンターでお申し付けいただけば、書庫から本を出してきます。作者がわからないような場合も想定して、多角的なコンピュータ入力を行っていますので、どんなことでもお気軽に職員にお尋ねください。
 なお、図書や雑誌以外の資料をご覧になりたい場合には、予めお問合せいただき、お申し込みください。
 専門的な調査で数日間を要する場合や、大量の図書・雑誌を一度にご覧になる場合には、別のお部屋もご用意できますので、ご相談ください。
 また、閲覧室前には子ども向けの詩歌書を並べたコーナーを設置しています。お子様づれでのご利用をお待ちしています。

Q 2―4
遠くに住んでいてなかなか利用することができませんが…
A 2―4
 手紙やFAX、E-mailでもお問合せやご質問にお答えしています。著作権法の範囲内でコピーサ―ビスもできますし、コピーの郵送も可能です。いろいろな調査のご依頼にも応じています。また、個人に資料を貸し出しすることはできませんが、各地の公共図書館や大学図書館を通じてお申し込みいただけば、図書館あてに貸出しすることができる場合もあります。
 なお、当館のホームページから、図書と雑誌の所蔵状況を検索することができるようになっています。








3 展示・企画・その他について

Q 3―1
図書や雑誌のほかに何を見ることができるの?
A 3―1
 展示は固定のものではなく、いつも異なったテーマで開催しています。特別企画展として特定の作家や時代を取り上げている場合もありますし、各年度の常設展示として、例えば<スポーツ><家族><子どもたちに贈る><働く人><ふるさと>などといったテーマでさまざまな作品を取り上げた展示を開催していることもあります。文字を読むばかりではなく、目で見て楽しめ、さらに参加することのできる展示構成を心がけています。なお、こうした展示の入れ替え時期には、最小限の日数展示室が閉まりますので、ご来館の際には予めご確認ください。
 そのほかに館内には常設の井上靖(小説家、詩人/当館名誉館長)記念室があり、また公園内の隣接地には山口青邨(俳人、盛岡市出身)の居宅と庭=雑草園を東京から移築しています。青邨宅の内部は4月から11月の10:00から16:00まで公開しています。
 一部の展示会では入場料をいただくことがありますが、年度ごとの常設展や井上靖記念室、山口青邨宅は入場無料となっています。

Q 3―2
詩歌文学館賞とは?
その選考方法は?
A 3―2
 1年間に刊行された詩、短歌、俳句作品集の中から、それぞれ最も優れたものに贈る賞で、故・井上靖名誉館長の提唱によって設けられました。起案された当初は、3ジャンルから1冊を選び、詩歌人がともに熟読したいというものでした。現在では日本の詩歌文学における代表的な賞として定着しています。昭和61(1986)年に第1回の賞が贈られ、以降現在まで継続されています。
 選考は当館の振興会役員・評議員をはじめとする主要詩歌人、文芸誌編集者など約1,000名からのアンケートを参考に、各分野3名の選考委員が行います。選考委員は3年ごとに入れ替わります。選考の結果は文芸誌「すばる」(集英社)6月号に掲載され、5月下旬に詩歌文学館で贈賞式が執り行われています。
 なお、川柳は他ジャンルに比べて個人別の作品集が少ない現状です。4年に1回開催される<川柳の集い>において、卓抜した作品集に<日本現代詩歌文学館館長賞>を贈呈しています。

Q 3―3
私たち一般の愛好者も参加できる賞はないの?
A 3―3
 詩、短歌、俳句、川柳の「集い」を毎年1分野ずつ開催しており、詩を除いた短歌、俳句、川柳の集いの際には、作品の募集と優秀作の表彰を行っています。オリンピックではありませんが、各分野4年に1度の開催になります。どうぞ奮ってご参加ください。

Q3―4
文学館の施設を利用するには?
A3―4
 文学館では講堂、会議室、和室の3つの施設を有料でお貸ししております。利用までの流れと使用料金は、「施設利用」で確認する事ができますのでそちらをご覧下さい。
 利用される方には使用許可書を書いていただく事になりますが、記入する内容は
使用目的・使用日時・利用施設・団体(主催者)名・住所・電話番号・代表者名・連絡責任者名(会場責任者)
となっておりますので、ご確認の上お申込みください。
また、記入頂いた個人情報は使用目的の確認以外の使用はせず、適切に管理させていただきます。。

この他にも疑問に思ったことがありましたら、電話、FAX、MAIL等でお気軽にお問い合わせ下さい。

 日本現代詩歌文学館
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